国語授業のあれこれ

アクティブ・ラーニングや教材研究のための書庫です

思考コード

というのがあります。リンク張れない・・・

 

大雑把にいうと、入試問題を

1 知識・理解思考(知識・理解)

2 論理的思考(応用・論理)

3 創造思考(クリティカル、クリエイティブ)

に整理するものです。

これ、結構画期的で、知る人ぞ知るものになっています。

大学入試にあてはめると

1 センター試験

2 私大、国公立の2次試験(記述)

3 小論文

ってことになります。

 

これを春休み、若い数学の先生に見てもらい「数学の問題だとどうなるの?」と聞いてみました。センスのある先生で、思考コードの表現するものにピンときてくれたようでした。

曰く、今までの授業や入試問題の演習の場では「知識・理解」と「論理思考」とが混ざっていた。どちらかに極端に偏っていて半端だったかも。

高校時代のセンター対策授業は論理思考ばかりだったけど、知識・理解が不足したままだと効果がない・・・

などなど、いろいろ思うところがあったみたいです。

また、新テストの数学では「数Ⅰ」だけ(という表現は適切ではないですが)になります。ってことは、今までの「平均点が60点くらいになるような山型標準分布」ではなく、「全員が80点以上」になるような、授業・考査の在り方が求められるかも・・・と考えてもいました。

というわけで、国語+数学でこんな戦略を立てました。

1 知識・理解の徹底(知識の定着が弱い本校生徒のために)

2 夏休みの課外講習は、センター演習

   (登るべき山の高さを示すことで、主体的に学ぶことを導く)

3 数ⅠAと、現代文を、夏の終わりまでに70%、

   (正解を難問増やすと70%になりますか?

    全体で70%になるために、各教科の目標点数を設定!)

これを生徒に示したのが、5月~7月にかけて、

 

その通り、授業や課外は実施できたと思います。

もちろん、達成度はそれぞれになりますし、もっと個々のサポートが必要なのですが、

少なくとも、ここまでの模試、国数英は上昇しています。具体的には

国語は上位層

英語は底上げ

数学は数ⅡB

というわけで、そろそろ次のしかけが必要。

 

次は、やはり「記述力」だと思っています

つまり、論理的思考力ですね。思考に根拠を求めることになります。

 

国語では、

文脈を追うこと、その思考をトレースすること

本文と近代の問題の重なり

などを追いかけることに重心をおいています。

指示語、接続詞、二項対立・・・を正確に読み取り、理解することですね。

そのうえで、全体像の把握として、こんなことをしています。

 

1 そもそも○○とは

   本文のテーマについて掘り下げる

2 ジレンマ

   そこにある相対するものと、二者択一の苦しみ、変化することの痛み

3 求めるもの、求められるもの

   ここに解決をもとめるしかないですよね・・・

というわけで、かっこよく言うと(笑)

1 哲学思考

2 近代思考

3 未来志向

と名付けています(笑)

3がまだ私の中でも未消化なのですが、これで要約や自分の発想の発散・集約を進めています。解決の発想はなかなか難しいのですが、自分の中で論点が明確になり、問いのカタチにまとめやすくなりました。

 

例えば「あなたがザビエルのように知らない土地に行って、そこで何かを広めようとするならばどうしますか?」という設問に対して、

 

そもそもなぜ、知らない土地の知らない人に、伝えようとするのか? という問いから出発します。

これは、商売ではなく、親切、好意、信念に基づいて、その土地の人を幸福にしたいからですよね。であれば、まず、その土地の人と仲良くならないといけません。その土地の人々の幸福感を知ることが必要ですから。

でも、ひょっとすると、その土地の幸福感と、自分が伝えようとする幸福感は、矛盾するかもしれません。であれば、幸福にする・・・というよりも、不幸を救う・・・という発想への転換が必要かもしれません。

そうすると、求めるものは、その土地の人々の幸福であり、求められるものは全体の支配ではなく、足りない部分のサポートかもしれません。となると、ここで最初に戻りますが、人々が「困っている」ということを言ってくれるような「信頼関係の構築」がとても重要になります。

であれば、まず、その土地に馴染む、食生活、お祭り、行事など、その土地の日常に溶け込むことが大事・・・みたいに発想していきます。

 

さて、では続きは、次回