国語授業のあれこれ

アクティブ・ラーニングや教材研究のための書庫です

4月を振り返って、5月以降の取り組みを考えてみる

 現在の現代文授業は、結構むずかしい評論です。

 でも、ここからスタートを切れたのは、最初の演習が「指示語の指示内容を説明する問題」であったこと。

 改めて指示語の指示内容ということを振り返ると・・・

 ・筆者の主張の中心の内容であることが多い

 ・そのセンテンスの構造の中心であることが多い

 ・指示内容そのものが、本文のテーマになっていることが多い

 ・繰り返される言葉が筆者の主張であるなら、指示語も以下同文

 そして生徒の振り返りは

 ・ただ、本文を抜き出せばよいというものではないことがわかった

 です。

 この意識付けは、かなり有効でした。

 また、こちらも「本文の全体像をつかむことができる箇所」=「本文の全体像が理解できないと答えることができない箇所」に傍線部を引くことを心がけていました。

 

 ALの指導は「幹」を理解してもらうこと。

 教員の指導も「枝葉を切り取って幹のみ」にすること。

 どんな風に枝が伸びていって、その先でどんな花が咲くかは、生徒の個性

 ということになるのかもしれません。

 

 そう考えると、かつて定期考査では「枝葉の問題への恐怖感」がありました。

 習っていない問題、教えていない問題が出題されたとき、生徒が答えられないのではないか・・・という原始的恐怖です。

 ここに指導や授業の重心がかかっていて、肝心の「幹」の指導になっていなかったとつくづく反省します。

 きちんと「幹」を理解する力、演習を積み重ねればいいわけで、そういう意味で、私の指導の反省があります。

 同時に、AL授業の今後が見えてきました。

 ①授業では「幹」=基本

 ②自学では「幹」から伸びてゆくもの=枝葉

 という設定です。

 教科書レベル(=基本)と、応用レベル(発展)ですね。

 

 授業では

  指示語×1コマ(3問)

  記述 ×1コマ(1~2問)

  記述 ×自学 (3~4問)

 で進めようかと思います。

 語句の意味も、内容にからむ部分では自学自習に回し、授業では、あくまで頭を使う演習に徹していこうかと思います。

 

 短い説明ではここまで

 アイデンティティ

 キレる

    コミュニケーション

 トゥールミン・ロジック

 と進めてきました。こうやって振り返ってみると、結構深い内容やってますね。

 その実感がわかないのは、やはり、講義型授業で長年過ごした感覚が抜けきらないからなのでしょう。

 で、この先は

 キレるとアイデンティティの関係性

 なぜ真面目な人がキレるのか

 世の中の事件とキレるの関係性

 をさくっとすすめます。

 

 次の段落ではいよいよ、個人の存在、個人の自由が登場します。

 封建的くびき=社会的コンテクストという表現になっていますが、要するに、自分の存在から「社会的コンテクスト」を引いたものが個人であり、自由ということ(つまり、個人の自由ですね)。

 現実には、私たちは、個人+社会的コンテクストからできています。

 ここを、指示語の指示内容で理解できることが目標ですね。

 もう一つは、実感することです。

 

 これは、自己紹介ゲームを準備しているのですが・・・そこまでの時間的余裕はあるかなぁ・・・。

 要するに短く自己紹介をしてもらうのですが。。。

 ①社会的コンテクストだけの自己紹介

 ②社会的コンテクスト抜きの自己紹介(これが個人というものですね)

 をやってもらおうと思っています。

 ここでの注意事項は

 ・社会的コンテクストと個人との区別がついていない

  つまり、社会的コンテクストが自分自身であると思い込んでいる

 ・個人が未熟

  つまり、社会的コンテクストを引くと何も残らない

  あるいは、受身・指示待ちなどの生活から本当の自己を表現していない

 などの可能性ですね。

 これを乗り越えてもらいたいので、何とかゲーム形式を取り入れて成立させたいと思っています。

 その案を、これから練ります。